メールの約1%は届くことなく消えてしまうという事実

いまや仕事でもプライベートでも毎日メールを送受信することが当たり前です。メールを送信すれば、絶対に届いていると思ってしまいがちです。

メールは当たり前のように届くことが前提となっていますが、実はそうではありません。

 

メールの0.71~1.02%は「ただ消えて無くなる」~Microsoft研究者らが論文

メールが消失する理由は主にスパムフィルターであり、それにも複数の理由が考えられる。多くの企業ではIPアドレスフィルタリングを使用しているため、受信箱に届く前におよそ90%のメールが除去される。この場合、リレーSMTPサーバーが受信者のSMTPサーバーのホワイトリストに載っていない、あるいはブラックリストに載っているという理由で除去されることもあれば、ある一定量以上のメールが送信されているためにそのSMTPサーバーからのメールが除去される場合もある。

 上記の記事は2006年に発表された研究に関して、インターネットウォッチに掲載されていた記事です。

送ったメールの0.71%~1.02%は消えてなくなっています。送信者も受信者も気が付かずに、ただ静かに消えてなくなる割合は0.71%です。100通送ったら1通は消えてなくなっているという事実。

この数字を知り、私は大変驚きました。確かに、なぜかメールが届いていなかったということがたまにあり、メールのフィルタリングなどで埋もれちゃっているんじゃないのかな?と思うことがしばしばありました。それもあながち間違いではありません。

 では、考えられる原因は何なのか?

それは、スパムフィルターが原因と考えられています。スパムフィルターって何それ?という方も多いと思います。メールを受信するサーバーでは必ずスパムフィルターをかけています。

例えば、AさんがBさんへメールを送りました。AさんはauユーザーでBさんはdocomoユーザーです。Aさんが送ったメールはdocomoのサーバーに届き、そこからBさんへメールが届きます。この場合、Aさんの送ったメールはdocomoのサーバーで迷惑メールではないかどうかのチェックが行われます。

 ここでいうチェックとは、例えば「指定したIPアドレスからのメールは受信しない」や「指定したIPアドレスからのみメールを受信する」といった様々なフィルターがかけられます。

他にもユーザーさんがウィルスチェックのオプションを契約していたら、ウィルスチェックが行われることがあります。

また各企業では、ウィルス感染防止のため添付ファイルがついたメールを受信されないような設定をしていたり、メールのタイトルをチェックしある一定のワードでスパムかどうか判断をし受信拒否をするようにしている場合もあります。

 こちらは、メールの配信方法にもよりますが、通常個人のスマートフォンやPCからメールを送る場合にエラーになった理由というのは知る由もありません。エラーのメールが返ってくる場合もありますし、ない場合もあります。エラーの理由を返さない場合もあるのは、教えてしまったら「このメールアドレスは生きている」ということを知らせてしまうからなのです。

  添付ファイルの種類(gif png otd xlsxなど)によってもメールの到達率は変わってくるようです。

メールを送ったら必ず届いていると思ってしまいがちですが、大切な内容の場合は送ったということを電話など口頭で伝えて確認をとったほうがよいと思います。